水道水の有害物質
よく「水道水が危ない」など有害性が話題になる水道水ですが、実際のところはどうなのでしょうか?家庭用浄水器が出回る前から現在までずっと水道水を飲んでいる、元気なお年寄りも沢山いるようですが・・・水道水に含まれる有害物質がホントに危ないのか調べてみました。
残留塩素
塩素は水道水のカルキ臭の主な原因になります。
また、肌が敏感な人にはトラブルの原因になることもあるようです。
現在の水道法では、蛇口をひねった時に0.1mg/l以上含まれていないといけないことになっており、水質管理目標設定項目では1mg/l以下に定められています。
(この量はプールなどに使われる量からみればごくごく少量です)
では何故、臭いやトラブルのもとになる塩素を使用するのでしょうか?
それは、細菌による伝染病などを防ぐためです。多くの人が使う水道からの伝染病は、大量の人を死の危機にさらすことになるため、どうしても避けなければなりません。それを防ぐ方法として、今のところでは塩素が主に使われているのです。
いろいろな工夫で取り除くことができますが、塩素を取り除いた水は細菌などが発生しやすくなるため、早めに使い切ることが大切です。
トリハロメタン
発ガン性などで大きくとりあげられているトリハロメタンですが
どのくらいの発ガン率かご存知でしょうか?
たとえば、水道水の基準となっている0.1mg/lのトリハロメタンが含まれる水を、毎日2L、一生飲み続けたとして、10万人に4人が癌になる可能性があります。
これは
リンゴの5分の1
オレンジジュースの8分の1
レタスの10分の1
コーヒーの25分の1
タバコの数万分の1
の発ガン率です。
しかも、水道水が必ずしも基準値いっぱいのトリハロメタンを含有するわけではなく、大抵、検出されるのはその4分の1程度です。
(詳しい数値は地元の水道局のホームページ等で確認できます)。
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最終更新日:2020/10/28