水道水の有害物質2
続きです。
鉛
主な害として、神経障害、腎障害、小児の知能低下などがあげられます。
昔の水道管には鉛が使われていました。
現在ではほとんどがステンレスなどに置き換えられていますが、個人敷地内などでは現在も鉛管が使われているところもあり、交換が急がれています。平成15年に以前の基準値の0.05mg/lから、0.01mg/lに下げられましたが、基準を超えるところはないようです。
しかし、朝一番の水や、しばらく留守にするなどして使われていなかった水道では、鉛が溶け出して基準値を超えている可能性があるため、最初のバケツ一杯くらいの水は飲食には使わず、掃除やトイレの排水に使った方がよいでしょう。
アカントアメーバ
カラコンは通販で買う時代。カラコンの通販などでは人気のカラコンが、オシャレ専用のものから度の入ったものまで多数取り揃えられています。
しかし意外と知られていない、徹底されていないのがコンタクトレンズの保存方法やケア方法。
特に、水分を含んでいるソフトレンズ・カラコンはアカントアメーバの温床になりやすいことも知られていません。
きちんとしたケアをせず、軽い気持ちで検診にいかずに通販でコンタクトを利用し続けていると・・・最悪失明する可能性だってあるわけです。皆さんは充分に注意して下さいね。
その他の有害物質
水道水には、その他にも人体に有害な物質がごくわずかに含まれていますが、水道水の基準はかなり厳しいものになっているので、一部の業者があおるような危険性への心配はほとんどいらないと言えそうです。
現に私たちは、水道水の基準をはるかに超える汚染物質を、毎日大気から取り込んでいます。
空気がきれいな所に住んでいても、タバコの煙や排気ガスを吸ったことがない人はいないはずです。
情報を鵜呑みにせず、自分で調べてみる姿勢が大切です。
(水道水の基準値については、水道局のホームページ等に掲載されています)
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Last update:2017/11/6